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【7つのデメリット・問題点】クラウドPBX導入時に考えるべき対策とは

【7つのデメリット・問題点】クラウドPBX導入時に考えるべき対策とは

この記事のもくじ

コストの安さや在宅従業員やモバイルワーカーなどの働き方改革の実現のために効果的な点など、メリットが語られることの多いクラウドPBX。しかしながら、デメリットや課題がないわけではありません。

今回は、「【7つのデメリット・問題点】クラウドPBX導入時に考えるべき対策とは」と題し、クラウドPBX導入の際のデメリットについてまとめます。デメリットを正確に把握し、対策について検討していただくことで、導入後の満足度も大きく変わるでしょう。また、セキュリティ関連やITツールなどのその他の機器やソフトウェアの導入の必要性について考えるきっかけにもなるかもしれません。

クラウドPBXのデメリット・問題点と対策

クラウドPBXを導入する際に懸念されるデメリットや問題点を7点紹介します。
これらの問題点・課題を把握し、対策をすることでより便利に安心してクラウドPBXを利用することができます。

デメリット①セキュリティリスクの課題

企業にとって、電話はライフラインの一つと言えるほど重要な機器です。
従って安全が脅かされた場合、非常に大きなリスクにつながります。クラウドPBXについて考えられるセキュリティリスクは大きく4点あります。

(1)データの流出
電話帳データをウェブ上で一括管理できる点は、クラウドPBXの大きなメリットでもあり、個々の端末からの情報流出を防ぐという点では、情報のセキュリティを高める機能でもあります。
しかしながら、インターネットを通じてデータを管理している以上、クラウドPBXの提供者に対して外部から攻撃が仕掛けられた場合や、クラウドPBXの内部から情報が流出してしまった場合には、電話帳データが流出してしまうリスクがあります。

(2)クラウドPBXの乗っ取り・なりすまし
クラウドPBXの乗っ取り・なりすましによる高額請求被害リスクについても考慮しておく必要があります。
2015年6月、総務省は「第三者によるIP電話等の不正利用に関する注意喚起」として注意喚起をしています。

また、これらの他にビジネスフォンを使用不可能にするDDoS攻撃や通話の盗聴のリスクも存在します。対策については乗っ取りのケースと同様です。

(3)クラウドPBXを侵入経路や踏み台としたサイバー攻撃
クラウドPBXを社内のネットワークに接続している場合には、クラウドPBXが侵入経路や踏み台として利用されるケースもあります。
例え、クラウドPBXに重要な電話帳データを登録していなかったとしても、社内のPCやストレージに保管されている顧客情報・従業員情報・顧客情報のデータが盗み出されたり、取引先にサイバー攻撃を仕掛ける際の踏み台になったりするリスクが存在するということです。

これらのセキュリティリスクに対応するには、以下のポイントが重要です。
・情報の暗号化を始めとしたセキュリティレベルの高いクラウドPBXの選定
・古いビジネスフォン機器やルーターを使用せず、ソフトウェアを常に最新のバージョンにアップデートすること
・ルーターのIDやパスワードを適切に管理すること
・ビジネスフォン機器やスマートフォンのID・パスワードを適切に管理すること
・クラウドPBXだけではなく、社内ネットワーク全体のセキュリティ対策を施すこと
・従業員に対して、サイバー攻撃や情報セキュリティに関する教育を徹底すること

これらのセキュリティリスクに関してはクラウドPBXに限らず、PC、モバイル、ネットワークカメラ、複合機、各種クラウドサービスなどネットワーク機器を使用するうえでは避けて通れない部分です。「リスクがあるから使用しない」ではなく、いかにリスク対策を施しビジネスに活用で消えるかが重要です。

デメリット②不具合発生のリスク

クラウドPBXにおいて、不具合発生のリスクについても検討しておかなければなりません。

クラウドPBXに不具合がみられる場合、以下のようにさまざまな不具合の要因が考えられます。

・ビジネスフォン本体の故障
・ルーターの不具合
・インターネット回線の不具合
・IDやパスワードの入力間違い

不具合の原因を特定し、故障機器の交換や設定の変更などの対策を施しましょう。

クラウドPBXの不具合に関してはこちら(→内部リンク 不具合)にて詳しく解説しています。

デメリット③発信規制による通信不可

IPビジネスフォンでは、「110」「119」などの緊急通報に発信できないことがあります。

これらの番号に発信する際には、人命や大きな事故に関わるケースも多いと思いますので、トラブルを最小限に食い止めるためにも事前の対策が必要です。

以下の流れで対策をしておくとデメリットはほとんど回避できます。

・発信できない番号をあらかじめ確認しておく

・例えば「110」なら最寄りの交番、「119」なら最寄りの消防署などの代替として使用できる発信先を登録しておく

・緊急時には、スマートフォンの外線電波を使って発信する

発信規制のデメリットに関してはこちら(→内部リンク 発信規制)にて詳細を案内しています。

デメリット④一定額のコストがかかる

クラウドPBXのコストに関しては、初期費用が大きく軽減できるというメリット要因でもあります。(→内部リンク 料金が安い)
従来のオンプレミス型(社内設置型)のPBXでは、PBX(主装置)の設置やネットワークの構築だけで、最低でも数十万円以上の費用が掛かってしましたので、安い月額で利用でき初期費用がほとんど発生しないクラウドPBXはむしろメリットに感じるユーザーの方が多いです。

しかし、特にデジタルネイティブといわれる80年代以降に生まれた世代ではこうした月額のコストをデメリットとして考える傾向があるようです。
というのも、LINEやビジネスチャットツール、スカイプなどインターネット回線を使用した音声通話ができるサービスが近年浸透し始めており、「チャットとメールがあれば仕事ができる」という考えを持つ人も少しずつ増えています。現状は、社内の連絡用などにビジネスフォンとこうしたITツールが併用されているケースがほとんどですが、将来的にツールの品質や利便性がさらに向上した際にはこうしたコスト面でのデメリットが改めて取り上げられる可能性があります。

現状では、無料や安価のITツールの通話には以下の課題や問題点があります。

・従来ながらの電話機操作で発着信ができない(PCにヘッドセットを装着、スマホアプリとして使用)
・IVRや優先着信、保留・転送機能などビジネスフォンとしての機能が全て利用できるわけではない
・通話品質や回線の安定性が劣る
・固定電話の対外的な信用・安心感が得られない

デメリット⑥停電時に使用できない

従来のオンプレミス型のビジネスフォンは電話回線を使用しているため停電時にも使用できますが、クラウドPBXの場合はインターネット回線を使用しているため停電時には使用できなくなってしまいます。

停電時には、以下の対策が考えられます。

・停電中はスマートフォンの電話回線を使用して発信する
・予備バッテリーや簡易の自家発電装置を実装しておく
・従来型のビジネスフォンを併用する

停電時の対応については、こちら(→内部リンク 停電)にて詳しく解説しています。

デメリット⑦通話品質や安定性が心配

クラウドPBXはインターネット回線を使用した電話なので、通話の品質や安定性を気にされる方もいらっしゃるかもしれません。

これについては、実際のところベンダーによって品質や通話の安定性に差があります。従って、クラウドPBX会社の選定が非常に重要な意味を持つことになります。

導入を検討しているクラウドPBXの評判を確認する、デモ機の貸し出しサービスなどを利用して通話品質を確かめてから契約をする、といった対策が有効です(→内部リンク 無料トライアル)

まとめ

クラウドPBXのデメリットについて紹介しましたが、いかがでしたか?
基本的には導入時にきちんと情報収集をしたり、使用方法を少し工夫したりすることで対策が取れる課題がほとんどかと思いますが、セキュリティリスクについてはぜひ、慎重に判断していただきたいところです。セキュリティ対策は、クラウドPBXに限ったことではなく、インターネットに接続する機器を導入する際には必ず避けて通れない問題です。

また、デメリットへの対応のためにはクラウドPBXの事業者や機器などの選定が大きな意味を持ちますが、販売店の選定に関しても同様のことが言えます。デメリットや課題に関して正確な知識を持ち、適切な対処法を指示・アドバイスできる販売店と契約できれば、いざという際にも非常に心強いもの。クラウドPBX選定時には、他の業務や本業でなかなかビジネスフォンのことだけを考えるわけにもいかない状況だと思いますので、専門家の確かなアドバイスを有効に活用してください。

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