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クラウドPBXの普及率がそこまで伸びない?理由のひとつは「多様化」

クラウドPBXの普及率がそこまで伸びない?理由のひとつは「多様化」

この記事のもくじ

今後、従来のPBXからクラウドPBXが主流になることは確かと言われています。

しかし、クラウドPBXの普及率を調査していると、どうも伸び率があまり高くないのが現状です。正直、本当にクラウドPBXが主流となるのか不安になるほど。何か原因があるのであれば知っておきたいところでしょう。

そこで、今回はクラウドPBXの普及率がそこまで伸びない原因についてご説明します。

クラウドPBXと従来のPBXの普及率

クラウドPBXが登場してわずか数年ですが、すでに10社以上がサービスを提供しています。このことからも従来のPBXに代わり、今後はクラウドPBXが主流となるのは確かです。では、各PBXの普及率はどうなっているのでしょうか?

①従来のPBXの普及率

情報通信ネットワーク産業協会の発表によると、従来のPBXを含めたビジネス関連機器の国内総額は2016年でおよそ5,055億円、前年の2015年と比べて4.2%減。さらに、2022年まで少しずつ減少していくとも予想されています。

また、2017年10月にはNTT西日本・東日本が2024年をめどにISDN(デジタル回線)の一部終了することを発表しました。近年、急速に発展しているIP通信網と比較して、ISDNでは通信品質の低さが指摘されたためです。

その為、今はまだ主流である従来のPBXも、今後は少しずつ普及率が低下していくことは間違いないといえます。

情報通信ネットワーク産業協会

NTT東日本・西日本 2017年10月17日 ニュースリリース

②クラウドPBXの普及率

従来のPBXの普及率が徐々に低下しているのは確かですが、ではクラウドPBXはどうなのでしょうか?

残念ながらクラウドPBXの普及率を明確にしているデータはまだありませんが、市場全体の普及率を調査してみると2012年〜2018年にかけてわずか3〜5%ほどしか増加していないという内容の記事を見かけました。

また、総務省の発表によると顧客との情報共有に使用するクラウドサービスの普及率は2016年で8.3%とのことです。情報共有のクラウドサービスはクラウドPBX以外にもあるため、クラウドPBXの占める割合はさらに低くなります。

つまり、従来のPBXの普及率が減少傾向にあるにも関わらず、クラウドPBXはそれほど増えていないのです。

総務省 第2部 基本データと政策動向

クラウドPBXの普及率が伸びない理由

クラウドPBXの普及率が伸びていないとのことですが、理由のひとつとしては「ツールの多様化」です。

2019年現在、クラウド環境(インターネット)を活用した情報通信ツールは様々なものがあります。

・LINE
・Facebook
・Twitter
・ChatWork
・InCircle
・direct
・ChatLuck
・WowTalk
・kintone

SNSとして一般にも普及しているものから、ビジネス向けに使用されているものまで。主にチャットや通話、ファイル送信などができ、さらに独自のサービスを提供しているものもあり魅力的です。

正直、社員同士や親密な顧客とコミュニケーションを取るのであればこれら情報通信ツールで十分でしょう。

もちろん、新たな顧客との窓口は必要ですが、それも従来のPBXや自社ホームページ、メールやFAXなどでできます。あえてクラウドPBXでなくとも支障のないことが、普及率の伸びないことにつながっている訳です。

まとめ

従来のPBXの普及率が減少傾向にあるにも関わらず、クラウドPBXは伸びていないとのことでした。

確かに、LINEやFacebookなどSNSを活用すれば情報を拡散できますし、ChatWorkやkintoneなどビジネス向けのツールであれば社員や顧客とのコミュニケーションも取れるためあまり問題はありません。

しかし、だからと言ってクラウドPBXの必要性がまったくなくなるわけではありません。

むしろ従来のPBXが減少するなかで、企業の代表番号を維持するためにクラウドPBXは必要です。今はまだ従来のPBXでも問題ないかもしれませんが、今後のことを考えるのであればそろそろクラウドPBXも検討しておくのがよいでしょう。

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