【項目別】クラウドPBXの初期費用とは?5社比較とコストを抑える秘訣
クラウドPBXの導入にあたり、まず気になるのは「コスト面」ではないでしょうか。
実はクラウドPBXを運用する場合、初期費用・導入費用として1~5万円と、別途ランニングコストがかかります。
この記事では、以下の点を分かりやすく解説します。
- クラウドPBXの仕組み
- クラウドPBXの初期費用・導入費用
- 主要なクラウドPBX事業者5社の初期費用・導入費用比較
- クラウドPBXのランニングコスト
- 低価格で導入できるおすすめのクラウドPBX
なるべくコストを抑えて自社に最適なクラウドPBXを導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のもくじ
この記事の監修者
この記事の監修者 登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:
工事担任者(AI・DD総合種)
/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
クラウドPBXとは?まずは基本を理解しよう
クラウドPBXとは、社内にある固定電話機の内線化・外線の振り分けなどを可能にする「主装置(PBX)」を、クラウド上に設置したものです。
インターネット環境さえあればサービスを利用できるため、オフィスの外でもスマホで会社番号の発着信や、社員同士の内線通話ができます。
こうした特徴があることにより、業務効率アップ・在宅コールセンターの構築などに役立つサービスです。
またクラウドPBXは主装置をクラウド上に設置するため、機器の購入費用や、設置工事費用・設置工事期間が不要です。
機器の購入・設置工事が不要になることで、低コストかつ短期間で導入できます。
したがってクラウドPBXは、低コスト・工事不要で気軽に導入できる上に、電話業務の効率化を実現する革新的なサービスだといえます。
クラウドPBXの仕組みや特徴の詳細は、以下の記事をご覧ください。
クラウドPBXの初期費用・導入費用とは?項目別に解説
クラウドPBXにおける初期費用・導入費用の相場は、1~5万円程度です。
しかしなかには「無料になるクラウドPBX事業者もある」「より高いコストが必要な場合もある」など、サービスによってさまざまなため、あくまでも大まかな目安として認識しておきましょう。
ここから、クラウドPBXの初期費用を以下の4項目に分けてご紹介します。
- サーバー設定料・登録料
- 端末代金
- インターネット回線料金
- アダプターの設置工事費用
サーバー設定料・登録料
クラウドPBXは、クラウド上に設置された主装置を利用して通話する電話サービスです。
そのため、サーバーの設定料・登録料や、初期費用・システム設定費用・事務手数料といったコストがかかります。
ただし、クラウドPBX事業者によっては無料で設定・登録ができる場合もあります。
端末代金
電話をやり取りするときは、受発信するデバイスが必要です。
新規オフィス・コールセンターを構築するなら、固定電話機を購入する場合があるでしょう。
その場合は「SIPフォン(LANケーブルを挿すタイプ)」という専用の電話機が必要になり、購入費用として1台あたり1万円程度がかかります。
とはいっても、従来のビジネスフォンの場合は以下のようなまとまったコストがかかる点を考慮すれば、非常に低コストで導入できると言えます。
- 通信設備機器・・・約30万円~
- 新品のビジネスフォン10台・・・約40万円~
- 中古のビジネスフォン10台・・・約15万円~
- 携帯電話支給1名・・・約2万5千円~
インターネット回線の契約料金
新規オフィス・コールセンターを構築する場合は、インターネット回線を契約する必要があります。
その場合は、契約料・初期工事費用として2万円程度が必要です。(※NTT「フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ」の場合)
アダプターの購入・設置工事費用
先述で、クラウドPBXには「光回線を使うタイプ」と「アプリをインストールして使うタイプ」があることをご紹介しました。
そのうち、光回線を使うクラウドPBXを導入した場合は、アダプターの設置工事費用で5万円程度がかかる場合もあります。
ケースにより異なるため、事前にクラウドPBX事業者へ確認しておくと安心です。
クラウドPBXの初期費用・導入費用を5社で徹底比較
実際に、初期費用・導入費用としてそれぞれのサービスでどれくらいの差があるのか、具体的な金額が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで主なクラウドPBX事業者における初期費用・導入費用を5社ぶんまとめると、以下のようになります。
ただし各事業者のホームページでは、ここまでご紹介した各コストをまとめて「初期費用・導入費用」として記載されます。
明細や内訳が知りたい場合は、問い合わせが必要になる点に注意しましょう。
サービス名 | 初期費用・導入費用 |
---|---|
OFFICE PHONE | 2万4,800円 ※キャンペーン適用で0円 |
MOT/TEL | 2万9,800円(税抜)~ |
GoodLine | 1万円~/内線 ※プラン・利用回線数による |
ナイセンクラウド | 1万円 |
ひかりクラウドPBX | 2万4,750円 |
このように、初期費用・導入費用は低コストにおさまります。
しかしベンダー・利用台数によっては、別途見積もりが必要になる場合もあるため注意が必要です。
事前に、複数の事業者から相見積もりを取って比較しておきましょう。
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初期費用だけではない!クラウドPBXのランニングコストも紹介
クラウドPBXを利用するときにかかる料金は、初期費用・導入費用だけではありません。
従来のビジネスフォンと異なりランニングコストがかかるため、サービス選びの際はこちらにも着目する必要があります。
ここから、ランニングコストとしてかかる費用を3つ、簡単にご紹介します。
月額料金・ライセンス料金
クラウドPBXでは「月額料金・ライセンス料金」として、1回線につき数千円程度がかかります。
利用している間は継続的に支払いが発生するため、きちんと金額を比較・検討しておきましょう。
ただし、クラウドPBXに搭載されている基本機能はサービスによって異なります。
A社では基本機能として使えるものが、B社ではオプションになっている場合も少なくありません。
月額料金の範囲内でどの機能を使えるか、それぞれのサービスを細かくチェックして選ぶ必要があります。
通話料
電話のやり取りをすれば、当然、通話料がかかります。
インターネット回線を使うクラウドPBXは、基本的に従来のビジネスフォンよりも低価格でやりとりできるのが特徴です。
クラウドPBXの場合、おおむね、固定電話からの外線通話は8円/3分程度がかかります。
またアナログ回線ではなくインターネット回線を使うことで、どの地域からの着信でも、通話料が変動しにくいのも嬉しいポイント。
ただし、クラウドPBXサービスによって毎秒加算・数分加算など料金体系が異なるため、比較の際は注意が必要です。
詳しくは「クラウドPBXの通話料はいくら?導入費用・月額料金とあわせて解説」でご紹介しているため、気になる方はあわせてご確認ください。
オプション料金
クラウドPBXは自社に欠かせない機能をつけた場合の価格で、比較・検討しましょう。
オプション料金は、機能やベンダーにもよるものの、1機能あたり毎月数百~数千円のコストがかかります。
機能を多く付ければ金銭的な負担が増しますが、必要な機能をつけなければ業務効率が低下するため、慎重な選定が必要です。
オプション機能は、従業員に必要な機能をヒアリングしたり無料トライアルを活用したりして、重要な機能を厳選して付けましょう。
クラウドPBXの費用をおさえるには?選び方の3つのポイント
クラウドPBXの導入を検討する場合、初期費用・導入費用のほかにも、いくつか注意しておくべき点があります。
ここでは、コストに関する3つの点を解説するため、ひととおり確認しておきましょう。
ポイント①基本機能・オプション内容を比較してサービスを選ぶ
クラウドPBXには、サービスによって異なるものの、さまざまな機能が備わっています。
しかしサービスによって、基本機能に含まれる機能・オプション扱いになる機能のラインナップが異なる点に注意しましょう。
お得に運用したい場合は、自社にとって欠かせない機能をはっきりさせたうえで、お得に利用できるサービスを比較・検討する必要があります。
クラウドPBXに搭載される主な機能には、以下のものがあります。
こうしたサービスを利用した場合のトータルコストで、サービスを比較して決めましょう。
- 通話録音機能
- データ分析機能
- タブレット受け付けシステム
- 音声ガイダンス機能(IVR機能)
- 顧客情報を表示する機能(CTI機能)
- ネットFAX機能
- 勤怠管理機能
- 名刺管理機能
- グループウェア機能
機能について詳しくは、「クラウドPBXの機能とは|ビジネスフォンと違う?疑問を5分で解消」もあわせてご覧ください。
ポイント②トータルコストで比較してサービスを選ぶ
クラウドPBXは、種類や機能、メーカー、ベンダーによって価格が異なります。
なかには、以下のようなケースも見られるため、細かくチェックする必要があると言えるでしょう。
- 初期費用は安いが、月額料金・ライセンス料金が高く設定されている
- 月額料金は安いが、機能が少なくオプションをつける前提になっている
- 月額料金が高く、必要ない機能まで基本機能としてついている
初期費用や導入費用だけでなく、オプション機能や月額料金も含め、1年間のトータルコストを算出して比較するのがおすすめです。
実際の導入台数・利用ライセンス数や相見積もりをもとに算出し、必ず確認ておきましょう。
ポイント③プラン変更時の料金シミュレーションをしておく
自社事業を推進していくなかで、ビジネスプランが変わったり事業規模が変わったりする場合もあるはずです。
プラン変更にあわせて無駄なく運用できるよう、以下の点を確認しておきましょう。
- より大規模な台数を利用できるか
- 上限台数があるか
- 利用ライセンス数を減らせるか(契約台数の最小単位)
たとえば事業拡大にともない利用台数を増やしたくても、そのクラウドPBXの利用上限数に達してしまえば、サービスそのものを変更しなければなりません。
今後、「ライセンス数を何台まで増やせるか」「その場合のコストはいくらか」などを、シミュレーションしておくことが大切です。
ただし、クラウドPBXの料金体系は「1ライセンスあたり○円」といった単価計算のものと「○台まで○円」といったテーブル計算のものとがあります。
料金の比較の際は、料金体系に注意しましょう。
初期費用なし!クラウドPBXは『OFFICE PHONE』がおすすめ
クラウドPBXを比較して自社にぴったりのものを導入したいと思っても、数多くのサービスが提供されており、1社ずつ比較していくのはたいへんです。
そこでこのサイトでは、おすすめのクラウドPBXとして、初期費用・導入費用が無料の『OFFICE PHONE』をおすすめします。
『OFFICE PHONE』は、初期費用・導入費用がかからないだけでなく、以下の特徴も備えている便利なクラウドPBXです。
コストをおさえて導入・運用できるため、安心してご利用いただけます。
特徴 | 内容 |
---|---|
充実のオプション機能 | ・8つの機能あり ・無料のオプション機能……「タブレット受け付けシステム」「ネットFAX」「CTI(顧客情報表示)」「名刺管理」「グループウェア機能」 ・有料のオプション機能……「通話録音機能」「クラウド勤怠管理システム」「IVR(自動音声対応)」 |
安心の導入実績 | ・「格安で音質もよい」とご好評をいただき、導入実績2万社を突破 ・19年にわたり選ばれ続けてきた安心の実績 |
信頼できるサポート体制 | ・設定方法・使い方はもちろん、運用のコツもアドバイスできるサポート体制あり ・無料トライアルで音声品質チェックも可能 |
詳しくは『OFFICE PHONE』公式ホームページよりご確認ください。
まとめ
クラウドPBXの初期費用・導入費用の相場は、1~5万円程度です。
ただしクラウドPBX事業者や、クラウドPBXサービスの種類・自社の環境などにより変わるため、必ずしもこの価格帯に収まるわけではありません。
この記事でご紹介したポイントをおさえ、自社に最適かつお得なクラウドPBXを選んでください。