クラウドPBXにおすすめ!通信機能に優れたWi-Fiルーター3選
クラウドPBXを導入するにあたり、慎重に選びたいのが「Wi-Fiルーター」。
クラウドPBXを利用するにはインターネット環境が必須ですので、無線通信環境を構築するWi-Fiルーターのクオリティが非常に重要です。
良質なWi-Fiルーターを設置すれば、クラウドPBXをより効率よく使えるでしょう。
この記事では、Wi-Fiルーター選びで意識すべきポイントと厳選したおすすめの3製品をご紹介します。
またWi-Fiが使えない状況でのクラウドPBXの通話品質や、通信環境以外で音質が落ちる場合の原因もあわせて解説します。
安定した通信環境でクラウドPBXを利用したい方は、ぜひ最後までご連絡ください。
この記事のもくじ
この記事の監修者
この記事の監修者 登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:
工事担任者(AI・DD総合種)
/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
クラウドPBXを利用する上で「Wi-Fiルーター」が重要な理由
冒頭でもお伝えしたとおり、クラウドPBXを利用するには、無線通信環境を構築するWi-Fiルーターのクオリティが重要です。
そう言える理由は、クラウドPBXがインターネット、とくにWi-Fiなど無線通信を使う場面が多いからです。
クラウドPBXとWi-Fiルーターの関係について理解を深めるため、まずは簡単にクラウドPBXの概要を説明します。
クラウドPBXはインターネットを使う電話システム
クラウドPBXとは、クラウド上にある仮想の「主装置(PBX)」を使ってビジネス通話を行うサービスです。
「【初心者向け】PBXとは?図解で分かる違い・機能・種類・選び方」
従来のビジネスフォンでは、主装置を設置したオフィス内でなければ電話が利用できませんでした。
しかしクラウドPBXなら、ネット環境があればどこでも会社電話の応対が可能な上に、電話機だけではなくスマホやタブレット、PCなどでも通話できます。
つまりオフィスの外でも、スマホを使って会社番号での外線の発着信や、社員間の内線通話が可能です。
そんな画期的なサービスですが、快適に使えるかどうかは「通信環境」に大きく依存します。
インターネット環境が悪ければ、通話音質が悪くなるなど不都合が生じるため、安定した通信環境を整えることが大切です。
クラウドPBXの仕組みや機能についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
インターネット通信はWi-Fiルーターにも左右される
インターネットの通信状況は、「Wi-Fiルーター」に左右されることがあります。
というのも、Wi-Fiルーターに搭載されている技術は製品によって異なり、スペックが低いものもあれば高いものもあるからです。
性能の低いルーターを導入すると、高スペックのものと比較して通信混雑が起きやすかったり、通信が安定しなかったりする恐れがあります。
Wi-Fiの技術や規格は進歩しているため、古い製品はおすすめできません。
後述するWi-Fiルーターの選び方を意識しつつ、導入する製品を検討しましょう。
なおインターネット通信の質には、Wi-Fiルーターだけでなく、光回線やスマホのスペックなども関係します。
この記事ではWi-Fiルーターにフォーカスしていますが、オフィスの通信環境を全体的にに見直すことが大切です。
クラウドPBXを快適に使用するためのルーターの選び方
クラウドPBXを快適に使用するには、Wi-Fiルーターのスペックをしっかり検討することが大切です。
チェックするべきさまざまなスペックについて、詳しく見ていきましょう。
①最大通信速度:Wi-Fi 6以上を選ぶと高速
見るべきスペックの一つは、Wi-Fiルーターの最大通信速度です。
結論から言うと、規格が「Wi-Fi 6以上」の製品だと通信スピードが高速になりやすいのでおすすめです。
規格 | 最大通信速度(理論値) |
---|---|
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6E) | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6) | |
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps |
IEEE802.11n(Wi-Fi 4) | 600Mbps |
※Wi-Fi 6E・・・Wi-Fi 6から進化した、2022年9月に認可されたばかりの規格
表を見ると、Wi-Fi 6やWi-Fi 6Eの最大通信速度は他の規格と比較すると圧倒的に速いのが分かります。
理論上、最大通信速度が速いほど通話データのやり取りに余裕が生まれやすいため、Wi-Fi 6以上に対応するルーターをおすすめします。
②周波数帯:利用状況に応じて使い分けると通信が安定する
Wi-Fiルーター選びで検討すべき別の要素は、「周波数帯(Wi-Fiで使われる電波の種類)」です。
Wi-Fiルーターを選ぶときは、異なる周波数帯を使えるものを選びましょう。
現在Wi-Fiで使われる周波数帯は、大きく分けて以下の3つです。
- 2.4GHz帯
メリット・・・電波が遠くまで届き、壁や床を通り越すため広範囲で使える
デメリット・・・同じ周波数帯の機器と電波干渉しやすく、通信速度は遅め
最適な利用状況・・・別のフロアやルームなど離れた場所で接続する場合 - 5GHz帯
メリット・・・ほかの機器による電波干渉が少なく、高速通信ができる
デメリット・・・遠くまで電波が届きにくく、壁や天井など遮蔽物に弱い
最適な利用状況・・・近くで大容量データのやり取りを行う場合 - 6GHz帯
メリット・・・電波干渉が少なく、高速かつ安定した通信が可能
デメリット・・・遠くまで電波が届きにくく、壁や天井など遮蔽物に弱い
最適な利用状況・・・近くで大容量データのやり取りを行う場合
このように周波数帯により特徴が異なるため、異なる周波数帯を使えるWi-Fiルーターを選ぶのがおすすめです。
では次に、具体的にどのWi-Fiルーターが異なる周波数帯に対応しているのか表にまとめました。
規格 | 最大通信速度(理論値) |
---|---|
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6E) | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6) | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) | 5GHz帯 |
IEEE802.11n(Wi-Fi 4) | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
このようにWi-Fi 6以上では、2.4GHz帯と5GHz帯の両方、最新のWi-Fi 6Eでは6GHz帯も使用可能です。
Wi-Fi 4も複数の周波数帯に対応しますが、先述の最大通信速度の観点から、Wi-Fi 6以上のルーターを選ぶことをおすすめします。
③接続可能台数:実際の端末数より多くの台数に対応した製品を選ぶ
クラウドPBXに使うWi-Fiルーターを選ぶ際は、接続可能台数も確認しましょう。
接続可能台数は製品によって異なりますが、10~20台ほど接続できるものもあれば、100台前後接続できるものもあります。
選ぶときは、余裕を持って実際に利用する端末数よりも多くの台数を接続できるルーターを選ぶことが大切です。
またスペックぎりぎりだと通信速度の低下につながる恐れがあるため、やはりWi-Fi 6以上に対応するルーターがおすすめです。
④アンテナ数:本数が多いほど安定・高速。おすすめは4本以上
Wi-Fiルーターを選ぶときは、アンテナ数もチェックしましょう。
実はアンテナ数は通信速度にも大きく影響を与え、アンテナ数が多いほど、9.6Gbpsの速度が出る可能性が高まります。
現状、アンテナ数は2~4本のWi-Fiルーターが多いですが、できれば4本以上ある製品を選ぶことをおすすめします。
⑤接続方式:IPoE/IPv6対応のルーターが理想
Wi-Fiルーターが「IPoE/IPv6(※)」に対応しているかもチェックしましょう。
IPoE/IPv6方式とは、簡単に言えば次世代の通信方式で、安定した高速通信を可能にした技術です。
従来インターネット通信ではPPPoE/IPv4という方式が使われてきましたが、通信品質が低下しやすいという弱点がありました。
一方IPoEとIPv6を組み合わせた方式だとそのような弱点を克服可能でき、混雑に強く大容量通信が可能なので、より快適に通信ができます。
⑥セキュリティ:強固な規格とされるWi-Fi 6がおすすめ
Wi-Fiルーターを選ぶ際は、セキュリティ面も意識しましょう。
というのも、クラウドPBXを使って通話する際、外部に漏れてはいけない情報をやり取りする可能性があるからです。
この点でもおすすめなのが、WPA3というセキュリティ度が高い規格が使われている「Wi-Fi 6」。
従来の規格WPA2の欠点を克服しており、盗聴やハッキングなどへの対策が強化されています。
クラウドPBXの利用を踏まえてWi-Fiルーターを導入するなら、総合的な観点からWi-Fi 6以上に対応する製品を選ぶことをおすすめします。
クラウドPBXにおすすめのWi-Fiルーター3選(オフィス向け)
ここからは、クラウドPBX利用におすすめのWi-Fiルーターを3つご紹介します。
いずれの製品も、Wi-Fi 6以上に対応しているため、高いパフォーマンスを期待できます。
「WNR-5400XE6」(BUFFALO)
「WNR-5400XE6」は、BUFFALOのWi-Fi 6E対応のルーターです。
2.4GHz帯と5GHz帯に加え最新の6GHz帯を含む3つの周波数帯を使えるため、混雑や電波干渉を最小限に抑えた通信が可能です。
6GHzの弱点である距離の問題については、アンテナの配置を三次元的にすることで弱点を改善。
広めのオフィスでも安定した通信速度を保つ工夫がなされています。
また、来客者のインターネット接続を許可するゲストポート機能を搭載しており、来訪者が多いオフィスでも活躍します。
主要スペック | |
---|---|
最大通信速度 | 6GHz通信時:最大2,401Mbps 5GHz通信時:最大2,401Mbps 2.4GHz通信時:最大573Mbps |
利用可能周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
接続可能台数 | 各帯域12台 |
アンテナ数 | 4本 |
「WN-DAX6000XR」(I-O DATA)
「WN-DAX6000XR」は、I-O DATA製のWi-Fi 6対応ルーターです。
特徴の一つは、接続端末に向かって自動的に電波を「狙いうち」し、安定した通信品質をキープできる『ビームフォーミング機能』。
従来は端末もこの機能に対応していなければ使えませんでしたが、WN-DAX6000XRなら端末が非対応でも安定した通信を実現できます。
また有線LAN接続にも強く、10Gbpsという超高速通信対応の回線規格に対応しているため、有線時の速度も高速化させたい企業に最適です。
主要スペック | |
---|---|
最大通信速度 | 5GHz通信時:最大4,804Mbps 2.4GHz通信時:最大1,147Mbps |
利用可能周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
接続可能台数 | 44台 |
アンテナ数 | 4本 |
「WRC-X6000XS-G」(ELECOM)
WRC-X6000XS-Gは、ELECOM製のWi-Fi 6対応ルーターです。
最大通信速度は「4,804Mbps(5GHz)」と超高速無線通信が可能なほか、有線接続も「10Gbps」に対応するなど高スペックな1台です。
大きな特徴は、混雑している周波数帯を自動回避するバンドステアリング機能。
「2.4GHzが混雑したら、空いている5GHzに接続」といった具合に混雑を解消してくれるため、快適な通信が可能です。
主要スペック | |
---|---|
最大通信速度 | 5GHz通信時:最大4,804Mbps 2.4GHz通信時:最大1,147Mbps |
利用可能周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
接続可能台数 | 42台 |
アンテナ数 | 8本 |
クラウドPBXの通話品質が悪いときのWi-Fiの質以外の要因
たとえWi-Fiルーターが高性能だとしても、他の要因により通話品質が落ちるケースもあります。
代表的な要因としては、以下の5点が挙げられます。
- 電波の干渉
- ルーターの設置場所
- インターネット回線の混雑
- 速度制限や通信のトラブル
- クラウドPBXの品質
要因①電波の干渉
通話品質を低下させる一つの要因は、電波の干渉です。
電波の干渉とは、異なる機器から発生する電波がぶつかり合って、通信がスムーズにいかない状態を意味します。
干渉は同じ周波数帯で起こり、例えば2.4GHz規格のWi-Fiの場合、同じ2.4GHzの電子レンジやBluetooth機器と干渉するイメージ。
これを防ぐためには、5GHzや6GHzなど干渉リスクの低い周波数帯に対応したWi-Fiルーター、つまりWi-Fi 6以上がおすすめです。
要因②ルーターの設置場所
実はルーターの設置場所も、通話品質に影響を与えます。
では具体的にどのような場所だと通話品質が落ちるのか、詳しくまとめました。
- 電子レンジやBluetooth機器などが近くにある場所
これらの機器は、同じ2.4GHz帯を使うため電波干渉を引き起こす - 金属製のものや鏡や湿気が多い場所
金属や鏡は電波を反射する性質があり、電波は水を通過できない - 棚の中やモニターの後ろなど囲まれたり覆われたりする場所
5GHzや6GHzは遮蔽物や障害物に弱く、周囲に物があると熱がこもる - 部屋の隅や床
電波が広がりにくくなったり、反射して弱まったりする
理想的な設置場所は、「床から1~2メートルの高さ」かつ「部屋の中心付近」。
高さがあると床に反射しにくくなり、部屋の中心に置くと電波が部屋全体に広がりやすくなるため、ルーターの設置場所に最適です。
要因③インターネット回線の混雑
インターネット回線の混雑も、通話品質が低下する1つの要因です。
光回線設備やプロバイダサービスなどは、不特定多数が共有して使っています。
そのため夜間など、インターネット利用者が増えるタイミングでは通信が混雑し、速度低下が起きやすくなります。
ただクラウドPBXを利用する主な時間帯は、日中であることが予想されるため、時間帯による混雑はそこまで気にしなくても良いでしょう。
要因④速度制限や通信のトラブル
速度制限や通信トラブルによっても、通話品質が低下する恐れがあります。
速度制限とは、特定の状況下でインターネットサービス提供者が利用制限をかけることです。
Wi-Fiは無制限で使えるわけではなく、大量の通信を行った場合、プロバイダから一時的に速度制限がかかり速度が落ちるケースがあります。
また通信トラブルについては、プロバイダ側で問題が発生し、何かしらの通信障害が生じている可能性があります。
速度低下を感じたら、契約しているプロバイダ公式サイトで、障害やメンテナンスに関する情報がないか確認すると良いでしょう。
要因⑤クラウドPBXの品質
さらにクラウドPBXの提供者やアプリのクオリティによっても、通話品質が大きく左右することもあります。
クラウドPBXの通話品質はメーカーによって異なり、実績の少ないサービスや販売して間もないサービスだと、品質に問題がある場合も少なくはありません。
各ベンダーのサービス品質を細かく把握するのは難しいですが、以下のような対処法を講じましょう。
- 事前にベンダーの評価や口コミ情報を調べる
- トライアルを活用し実際に音質をチェックする
Wi-Fi通信環境が悪いときに工夫できること
Wi-Fiでの通信が遅いと感じたら、以下のような対策を取れます。
- チャンネルを変える
- 可能な場合は有線接続を使う
- 大量のデータのやり取りをしない
- 中継器を利用する
Wi-Fiルーターのスペック自体は変えられませんが、これらの対策を取ることで通信環境を改善できる可能性があります。
対策①チャンネルを変える
対策の一つは、チャンネルを変えることです。
実は2.4GHz帯や5GHz帯などの周波数帯は、細かな周波数ごとにチャンネルで分かれています。
そのため複数の端末が近いチャンネルを使っていると、お互いに電波干渉を起こし、通信速度が低下する恐れも。
これは主に2.4GHz帯の問題ですが、「通信が遅いな」と感じたらチャンネル変更を試しましょう。
たとえば、ほかの機器がチャンネル1を使っているなら、6を使うイメージです。
対策②可能な場合は有線接続を使う
別の改善方法は、有線接続を試すことです。
一般的に、Wi-Fiなどの無線接続よりも、LANケーブルによる有線接続の方が、インターネット通信は安定します。
特に5GHz帯や6GHz帯の電波は遠くまで届きにくく、壁や天井などの遮蔽物にも弱いため、直接有線接続することで弱点を克服できます。
電波の届く距離は無制限ではないとはいえ、100メートルくらいまでは問題なく使える長さですが、いずれにしても有線接続の方が通信が安定しやすいです。
対策③同時に大量のデータのやり取りをしない
さらに、同時に大量のデータのやり取りを控えることもポイントです。
テレビ電話を使ったオンライン会議や画像・動画データの送受信など、一度で大量のデータ通信を行った場合、インターネット品質が落ちやすいです。
そのため、同じタイミングで大量のデータ通信を行うことを控えるよう心がけましょう。
たとえばクラウドPBXで通話している際には、重いファイルを送受信するのを控えるなど工夫できます。
対策④中継器を利用する
通信が安定しない場合、中継機を使用するのもおすすめの方法です。
中継機とは、Wi-Fiルーターから飛ばされた電波を、より遠くの範囲へと中継してくれる機器です。
イメージ画像にあるように、中継機を使うことで、より広いエリアで安定したWi-Fi通信を行えます。
広いオフィスや遮蔽物が多めのオフィスに設置する場合は、中継機を途中に置くことを検討すると良いでしょう。
Wi-Fiが使用できない場所でのクラウドPBXの通話品質は?
オフィスに設置したWi-Fiルーターは、オフィス内の端末には使えますが、当然オフィス外にいる社員は利用できません。
そのため通信機能に優れたWi-Fiルーターを導入しても、一歩オフィスの外に出れば、その恩恵は受けられないでしょう。
ではWi-Fiルーターが使用できない場所では、クラウドPBXを問題なく使用できるのでしょうか?
以下の2つのシーンを対象に、クラウドPBXの通話品質について解説します。
- テレワーク時などスタッフの自宅
- 出張や外回りなど外出時
テレワーク時などスタッフの自宅でも快適に使える?
テレワークなど、スタッフが自宅で業務を行う場合は、家庭向けのWi-Fiがあれば、十分クラウドPBXを活用できます。
家庭用のルーターはオフィス向け比べてスペックが劣りやすいとはいえ、よほど古くない限り、Wi-Fi 6以上でなくても不自由なく使えるでしょう。
自宅はオフィスとは違ってルーターのすぐ近くで仕事をしやすい上に、接続する端末も少ないため、通信が混雑しにくいのもポイントです。
また場合によっては有線接続を試すなど工夫すれば、クラウドPBXの通話音質は確保できます。
そのため、クラウドPBXを使って今後テレワークを推進したい企業でも、大きな問題はありません。
とはいえ、クラウドPBXのトライアルプランなどを活用して、事前に通話品質に問題がないかチェックすると安心です。
↓OFFICE PHONEなら無料トライアル実施中!設定5分、WEBで簡単にデモ↓
出張や外回りなど、外出時の通話品質は?
出張や外回りなど外出時には、4G以上の携帯電波が使えれば、おおむね問題はないといえます。
特にdocomoやau、ソフトバンクなど、大手携帯キャリアの回線を使っているのであれば、十分な通話品質を確保できるでしょう。
ただ格安SIMの場合、基本的には大手キャリアの回線を借用しているため問題ないですが、混雑時には通信速度に影響が出る恐れもあるのでご注意ください。
また混雑した場所や地下など、電波状況のよくない場所ではノイズが入ったり、遅延が生じたりすることもあります。
スマホ画面のアンテナ数が少ないときは、より開けた場所に移動するなど工夫しましょう。
まとめ
クラウドPBXは、クラウド上の仮想主装置を使うシステムであるため、インターネット品質の確保は重要です。
インターネット品質はさまざまな要素に影響されますが、Wi-Fiルーターのスペックはそのうちの一つ。
高機能のWi-Fiルーターを導入することで、十分な通信速度を得て、クラウドPBXを快適に利用しやすくなります。
それに加えて、通話品質に定評があるクラウドPBXを導入することも大切です。
インターネット環境だけでなく、クラウドPBXのベンダーによっても通話音質は影響を受けるからです。
「大事なビジネス通話を高音質で行いたい」
そうお考えなら、ぜひ一度弊社の「OFFICE PHONE」をご検討ください。
OFFICE PHONEは、19年の開発研究をもとに国内最高レベルの通話品質を達成しているクラウドPBXです。
コールセンターでも採用されるなど確かな実績があり、かつ初期費用無料で低コストなど、さまざまなメリットがあります。
さらに無料トライアルも実施しているため、通話音質や使い勝手をしっかり確かめたい場合も、十分納得してから導入を検討していただけます。
低コストで高品質なクラウドPBXを導入したい方は、ぜひ詳細をご覧ください。