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IP電話の「通話品質」を保つための技術「QoS」

IP電話の「通話品質」を保つための技術「QoS」

この記事のもくじ

「QoS」という言葉はご存知でしょうか?

クラウドPBX とは関係なさそうに感じますよね。

QoS は音声やデータ通信の速度や品質を保つために用いられる技術のことになり、クラウド PBX では SIPフォンの品質を保つために採用されている技術になります。

といっても何ことだか分からないと思いますので、ここからは「QoSとは何なのか?」について簡単に説明していきます。

なお、技術的な説明をすると専門的過ぎて分かりづらいと思いますので 、なるべく皆さんが想像しやすい表現でお伝えしていきます 。

QoS は「サービスの品質を示す尺度」!クラウド PBX との関係性とは?

QoS はそのまま「キューオーエス」と読みますが、「Quality of Service(クオリティ・オブ・サービス)」の略語です。

システム工学などの専門分野で広く使われている言葉で「サービスの品質」を意味しており、一般的にサービスの品質を示す尺度として利用されています。

そのQoS がクラウドPBX とどんな関係があるのか?といわれてもよく分かりませんよね。

そもそもクラウドPBX は今までのビジネスフォンとは違い、オフィスの中に主装置(PBX)を設置せず、インターネット上のサーバーに主装置(PBX)の機能を持たせること(クラウド化)により、スマホやパソコン、SIP フォンがビジネスフォンとして利用できるサービスのことです。

クラウドPBX を導入する一番のメリットはスマートフォンがビジネスフォンのように使えることですが、固定電話を設置したいときはオフィス内にSIP フォンを設置すればクラウドPBX で通話ができるようになります。

その際、SIP フォンはインターネット経由でアクセスしますが、サーバーや複数のパソコンが接続された社内ネットワークに組み込まれるため、SIPフォンの通話品質が、まれに悪くなるケースがあります。

そこで、SIP フォンの通話品質を保つために用いられている技術が「QoS」になります。

SIP フォンの「SIP」はインターネット上で通信を行う技術を指し、SIP フォンはIP 電話で用いられるVoIP(Voive over Internet Protcol)という通信技術が取り入れられたIP 電話の一つであり、クラウドPBX サービス提供会社のサーバーにインターネット経由で接続することで通話が可能になります

QoS は「音声制御」と「帯域制御」に分けられる

普通にクラウドPBX を利用するのにあたっては、SIP フォンの通話品質を保つために用いられている技術が「QoS」ということを知っていただくだけで問題ありません。

ここからはQoS の専門的な話しになるので興味がある方はご覧ください。

QoS はサービスの品質を示す尺度ですが、以下の2 つの大きな制御機能によって品質確保機能を実現しています。

  • 優先制御
  • 帯域制御
優先制御とは?

優先制御は名前の通り、音声やデータ通信の優先順位を決めて、優先順位の高いものから送受信することで品質を保つ機能になります。

分かりやすく説明すれば、車を運転しているとき救急車などの緊急車両のサイレンが近付いてきたら誰でも道を譲りますよね。

それと同じように、データ通信においてもネットワーク上で色々なデータが混雑して渋滞しないように、優先順位の高いものから送信する機能が優先制御になります。

帯域制御とは?

帯域制御は、音声やデータ通信で使う帯域をあらかじめ決めてコントロールする機能です。

詳しくは、データがネットワーク上で混雑して、それぞれのデータ送信が遅れないようにするために、音声などのデータを送るための帯域をあらかじめ確保しておく機能です。

こちらも分かりやすく説明すれば、一般の道路ではバスは優先道路を走行しますがそのイメージです。
決められた道を通行できるようになるので、渋滞に巻き込まれることがなくなり、音声などのデータがスムーズに送信できるようになります。

以上、簡単にQoS について説明しましたが、QoS は音声やデータ通信が遅滞することなくスムーズに送受信できるようになる技術になり、今ではNTT を始めとする通信事業者で採用されているとともにクラウドPBX でも通話品質確保のために用いられています。

まとめ

今回は「QoS」とは何かについて説明しましたが、少しは理解できたでしょうか?

クラウドPBX で固定電話を設置したいときにSIP フォンを利用しますが、そのSIP フォンの通話品質を保つための技術が「QoS」です。

QoS には「優先制御」と「帯域制御」という2 つの機能があり、音声やデータ通信の混雑を解消しスムーズな音声データのやり取りができるようになります。

QoS という言葉はあまりサービスの表面上にはでてきませんが、通話やデータ通信の品質を保つために利用されているということだけでも覚えてください。

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