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大手通信キャリアとクラウドPBXベンダー比較表

大手通信キャリアとクラウドPBXベンダー比較表

この記事のもくじ

クラウドPBXはNTTやソフトバンクなどの大手通信キャリアからも提供されています。大手通信キャリアで契約するのは、利用するうえで安心感も大きいことでしょう。

今回は、「大手通信キャリアとクラウドPBXベンダー比較表」と題して、大手通信キャリアとその他のクラウドPBXベンダーについて比較します。また、比較表もまとめていますので、両者を比較する際の参考にしていただけると思います。

大手通信キャリアとクラウドPBXベンダー

クラウドPBXといえば、当初はどちらかといえば中小規模の事業者が展開するサービスとして知られていました。
しかし、最近はスマートフォンの内線化や電話工事不要などのニーズの高まりを受けて大手通信キャリア(事業者)もクラウドPBX市場へ参入しています。通信キャリアとは、固定電話や携帯電話を提供する事業者のことで、一般的に大手通信キャリアといえばNTT、KDDI、ソフトバンクグループを指します。

クラウドPBXのみを提供している中小規模の事業者は、どちらかといえば「ベンダー」という用語で呼ばれます。従来の大手通信キャリアが電話回線網を持っているのに対して、クラウドPBXはインターネット回線を利用したサービスのみを提供している、という違いがあります。

大手通信キャリアのクラウドPBX

まずは、イメージしやすくするために大手通信キャリアの展開するクラウドPBXについて紹介します。
具体的なサービスとしては以下のものがあります。

・NTT東日本/西日本 ひかりクラウドPBX

・NTTドコモオフィスリンク

・KDDI仮想PBXサービス

・ソフトバンクBizダイヤル

これらのサービスの特徴は、まず音声の品質が安定して優れていることです。また、導入にあたり初期費用が掛かったり、契約するインターネット回線や連携できる携帯電話キャリアが制限されたりするケースが多いという特徴もあります。

例えば、NTTのひかりクラウドPBXの場合、初期費用は設定代行込みの15,000円(税抜)、月額10,000円/10IDごと~です。そしてNTTひかりクラウドPBXを利用できるのは、契約インターネット回線が、フレッツ 光ネクスト、フレッツ 光ライトプラス、フレッツ 光ライトの場合のみに限定されます。

またドコモのオフィスリンクを契約できるのは、インターネット回線はドコモ光、光ネクストのみとなります。また、固定電話機、外線接続ゲートウェイ、ルーターはNTTドコモ指定のメーカー・機種のみとなっています。また、内線化できる携帯電話はドコモの機種に限られます。

以上のように音声品質が優れている反面、導入費用やランニングコストが掛かることや通信設備を包括的に通信キャリアにまとめて導入するサービスとなるため、中規模から大規模の企業に多く利用されているサービスです。電話回線やインターネット回線が制限されるのはデメリットともいえますが、そのおかげで安定した通信が可能になります。
(→内部リンク69 クラウドPBX、事業者)

クラウドPBXベンダーのサービス

対して、クラウドPBXベンダーのサービスは、提供する事業者によってさまざまなサービスがあります。
インターネット回線や機器など、ベンダーの指定がある場合もありますが、大手通信キャリアのサービスと比較すると自由度が高いサービスが利用できる傾向があります。また、大手通信キャリアのサービスと比較すると低価格から導入できるサービスが数多くあります。ビジネスフォン子機(ソフトフォン)やゲートウェイに関しても、自由にメーカーや機種を選べるケースとベンダーからメーカーや機種が指定されている場合があります。

その反面、音声の品質やサービスの内容は事業者ごとによって大きく異なりますので、自社のニーズに合ったクラウドサービス事業者選びが重要になります。

具体的なサービス事業者としては、以下のサービスがあります。

・BIZTEL

・iスマートBIZ

・ナイセンクラウド

・MOT/TEL

例えば、大手企業などでも利用されているBIZTELの場合、初期費用50,000円~、月額費用21,000円~のサービスとなっています。その他、コールセンター向けのプランやモバイルとの連携プランがあります。これらのモバイルの連携はドコモのオフィスリンクなどと連携をしたサービスとなっています。
BIZTELはクラウドPBX事業者の中でも草分け的な存在であり、大手通信キャリア並の音声品質や安定性を求めるユーザーに多く利用されているクラウドPBXベンダーです。

一方、MOT/TELは初期費用29,800円~、月額3,980円~(10回線以下)のサービスです。NTTや光コラボといったNTT系のインターネット回線を利用してこれらのサービスが利用できます(回線の料金は別料金です)。

このようにクラウドPBXベンダーごとに料金や利用可能なインターネット回線などはまちまちです。

大手通信キャリアとクラウドPBXの比較表

大手通信キャリアとクラウドPBXについて比較表にまとめると以下の通りになります。

大手通信キャリア クラウドPBXベンダー
メリット ・音質が安定している
・インターネット回線や電話回線など一括契約できる
・大規模の回線網にも適している
・大手通信キャリアと契約する安心感がある
・ニーズに合ってさまざまなサービスを選べる
・小規模導入できるサービスや、特定の事業に合ったサービスが提供されている
・低価格からのサービスもある
デメリット ・携帯電話のキャリアやインターネット回線が提供するキャリアのサービスに制限される
・コストがやや高額になる
・導入までやや期間が長くかかってしまう
・自社に合ったベンダーを選定しなければ、コスト面や音質面で自社のニーズに合わないことがある

また両者に共通するサービスのメリットとしては以下のポイントがあります。

・工事をしなくてもビジネスフォン環境を導入できる

・インターネット回線があればどこからでもビジネスフォンが利用できる

・私用のスマートフォンをビジネスとして利用でき、公私の請求書を分けることができる

・03や06などの市外局番を利用できる(クラウドPBX事業者によってはサービスが提供されていない場合もある)

(→内部リンク66 クラウドPBXメリット)

まとめ

大手通信キャリアのクラウドPBXは、通話品質の良さや大規模回線への拡張性の良さ、通信サービスを一括契約できることなどのメリットがあります。
一方で、クラウドPBXベンダーの提供するサービスは、事業者ごとにサービス内容も価格帯もまちまちです。

中小規模の企業やスタートアップ企業がクラウドPBXを導入する場合、クラウドPBXベンダーのサービスを導入した方がニーズにマッチする可能性は高くなります。ただし、自社にマッチしたサービス事業者やサービスを選定しなければ、必要とする機能が利用できなかったり費用面や音質面で満足できなかったりすることがあるため、選定の際には注意しましょう。

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